天理よろづ相談所病院の卒後臨床研修(レジデント制度)では、主治医力の育成を重視しています。我々が考える主治医力とは以下の3つの力です。
- レジデントでも主治医としての責任感を持ち、主体的に考え、行動する
- 患者さん一人一人に寄り添い、身体的な問題だけでなく、患者の全体像を丁寧に把握する
- 患者さん一人一人に最良のプランをチームで協働し、考え抜く
主治医力を高める意義・当院が理想とするレジデント像とは
主治医力を高める意義
- 主治医力を高めることで、患者さんの苦しみに繋がる、どのようなプロブレムにも対応する能力(すなわち、”時時刻刻の判断力”というべき能力)の習得につながります。
- 我々は、この能力を「長い医師人生を歩むために必要な、医師としての基本的な能力」として初期臨床研修中に習得すべきものだと考えています。
- 当院で初期臨床研修を受けた医師の多くが、天理で学んだ主治医としての姿勢や考え方が、その後の医師人生の礎となっていることを実感しています。
当院が理想とするレジデント像
天理よろづ相談所病院では、当院の理想とするレジデント像に共感し、研修において以下の姿勢で臨みたいと考えている医学生をお待ちしています。
- 熱意:将来の専門性に関わらず、医師としての基盤を習得したい方
- 積極性:学習に対して受け身ではなく、積極的な態度をお持ちの方
- 豊かな医学的探究心:領域にとらわれず患者さんの医学的課題を、徹底的に突き詰める探求心のある方
- 他者への敬意:患者さん、同僚、上司、後輩、医療スタッフに敬意をもって、利他的に関わることをいとわない方