病院見学について
このホームページ上の「病院見学エントリー」から申し込むことができます。
見学の有無は合否に関わりありませんが、大切な初期研修医生活を充実したものにするためにも、一度見学に来ていただくことを推奨しています。ぜひ私たちに会いに来てください。
院内に病院見学中の宿泊設備を準備しています。ご利用は無料です。病院見学に際して、宿泊を希望される方は病院見学申し込みフォームにて申し出てください。
採用試験について
採用試験は書類選考と面接、小論文になります。医学的知識を問うような筆記試験はありません。そのため、特別な対策は不要ですが、当ホームページに紹介しているような当院が大切にしている事項を読んでいただくとともに、できれば病院見学を経験し、当院の研修を良く理解して試験に臨むことをお勧めします。
北海道から九州まで幅広い出身大学のレジデントが在籍しています。院内にいわゆる学閥はなく、就職後も出身大学の違いによって評価が分かれることは全くありません。
(ジュニアレジデントの出身大学:令和2年度〜4年度)
旭川医科大学、東北大学、東京大学、富山大学、福井大学、岐阜大学、三重大学、滋賀医科大学、京都大学、京都府立医科大学、大阪大学、大阪市立大学(現:大阪公立大学)、大阪医科薬科大学、関西医科大学、神戸大学、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学、鳥取大学、島根大学、広島大学、産業医科大学、佐賀大学、宮崎大学
初期研修中の生活について
かつては実際に24時間オンコールという研修が行われていましたが、現在は内科研修においてはチーム診療が行われており、土日祝日と当直の翌日には完全当番制を採用するなど一人のレジデントに過度な負荷がかからない体制が整備されています。ただし、レジデントが主治医としての責任を果たし、的確にチームに情報共有を行うことによって主治医力を発揮することが大切だと私たちは考えています。
当然ですが、確保されています。当番日を除いた土日祝日に加えて、年5日以上の有給休暇と1年間に3日間のリフレッシュ休暇の取得が義務化されています。
あります。独身者は病院から徒歩5分圏内にあるレジデント専用宿舎への入居を原則としています。有料ですが、半額は病院負担ですので月額2万円台で住むことができます。また、世帯者向けに病院医師住宅の斡旋も可能です。
当院を構成している公益財団法人天理よろづ相談所の設立母体は天理教です。ただし、研修中の業務においては宗教行事と関わることなく、勧誘されることはありません。
なお、診療部門とは別に「事情部」という部門があり、外来・入院患者さん(希望された方)に対して、天理教の信仰に基づく相談・支援の経験をもつ事情部教師が相談にあたっています。例えば、院内の緩和ケアチームに事情部教師の方が加わり「こころ」を支援しています。
当院は2次救急医療機関であり、救急専門医が対応する重度熱傷や多発外傷患者は原則として搬送されることはありません。ただし、救急車搬送数は年間5000件超えており、奈良県における救急医療の中核的役割を果たしています。特に内科系や外傷を除いた心臓血管疾患、消化器疾患、頭蓋内疾患については外科的な緊急対応も含めた3次相当の重症患者を受け入れており、総合内科に加えて各診療科の専門医の指導の下で救急対応を経験することができます。また、レジデントが経験した症例についての振り返りや救急診療に求められるスキルなどについてもレジデント同士が教えあったり、専門診療科の医師によるレクチャーが頻繁に行われています。
当直は月2−3回です。時間外当番の回数については、ローテイトしている診療科や一緒にローテイトしているレジデントの人数により変化しますが、おおむね月数回から多くて6回くらいです。
京都・大阪・神戸などの都市部と比べると、はっきり言って田舎です。ただし、スーパーやコンビニ、飲食店、書店などはすぐ近くにあり、生活には全く困りません。当院は天理駅(JR・近鉄)から徒歩約10分の距離にあり、京都市内や大阪(難波)まではおおむね1時間で移動することができます。
選択研修期間は3ヶ月あります。また、本人の希望に応じて1年次にも選択研修の期間を設けることで、将来の進路選択にも配慮しています。
レジデント用に確保された部屋が、スタッフとは別に東西病棟と南病棟にそれぞれ確保されています。南病棟には机と椅子が1人ずつ用意されており、落ち着いた雰囲気です。東西病棟のレジデント医局には、電子カルテの他に冷蔵庫、ソファーも備えられています。これらの部屋では、日々の診療で困ったことや興味深い症例の共有なども可能であり、レジデント同士の交流、学習に活用されています。
平日朝8時から行っている総合内科の症例カンファレンスのことです。前日までに新入院患者を担当したジュニアレジデント(初期研修医)が1症例あたり約15分で患者情報、病歴、所見及び治療方針などのプレゼンテーションを行います。スタッフやレジデントから様々な質問やフィードバックがあり、毎日活発な議論が行われています。
初期研修修了後の進路としては、大学病院、市中病院や当院の後期研修を継続するレジデントが多いです。最近では、概ね5-8人程度のジュニアレジデント(初期研修医)が当院の後期臨床研修(シニアレジデント)に進みます。当院では内科、外科、放射線科、小児科、総合診療、皮膚科、臨床検査の基幹施設として後期研修プログラムを提供しており、初期臨床研修からの継続研修が可能です。詳細については、後期臨床研修のページを参照してください。