指導医メッセージ
八田 和大 ジュニアレジデント、内科シニアレジデントOB
歓迎 意欲ある研修医諸君!
医師としてのキャリアを考える上で、卒後2年間の臨床研修の持つ意義は大きく、どこで研修するかは大切な選択です。当院の初期研修プログラムの特徴は10カ月間の総合病棟(内科)研修です。総合病棟は内科系各診療科の患者さんが入院する混合の研修病棟で、各科指導医の下、すべての患者をジュニアレジデントが受け持ちます。
ジュニアレジデントの1日は朝8時からのカンファレンスに始まり、受け持ち患者の診断・治療について徹底的にディスカッションし、病棟では患者に密着した診療が要求され、「丸ごとの人間」を学びます。超高齢社会を迎え、患者さんは複数の疾患、複雑な社会・家族背景を持つことも多く、ますます全人医療を展開する能力が重要です。
ジュニアレジデントの1日は朝8時からのカンファレンスに始まり、受け持ち患者の診断・治療について徹底的にディスカッションし、病棟では患者に密着した診療が要求され、「丸ごとの人間」を学びます。超高齢社会を迎え、患者さんは複数の疾患、複雑な社会・家族背景を持つことも多く、ますます全人医療を展開する能力が重要です。
明保 洋之 ジュニアレジデント、内科シニアレジデントOB
医師としての土台を構築する初期研修
初期研修の2年間は、毎日様々な学びがあり、医師として大きく成長できる期間です。当院の初期研修では、医師としての土台となる部分を“主治医力”と呼称しており、主治医力の修練を研修の目的としています。
主治医力には、主体性/責任感、身体面に限定されない患者の苦しみを援助する姿勢、チームで協働する能力などが含まれています。そして、主治医力を実践するための技能として、
- ① 患者のプロブレムを把握する能力(問診/身体診察/検査)、
- ② 臨床推論の能力(診断学/アセスメント)、
- ③ キュア(客観的状況を改善)とケア(患者自身による主観的状況の改変の援助)の能力(バイタル維持につながる基本的処置/手技/チーム医療/プレゼンテーションなど/面談/医療安全)、
- ④ 医師としての成長につながる能力(生涯学習法/EBMの理解/後輩の教育手法)
という4項目について、反復して訓練して、体得いただくことを目指しています。
2年間の初期研修を終えた時には、自立して患者の苦しみに対応する診療能力を身につけ、また、後輩となった初期研修医や学生を指導する能力も磨くことができます。当院の研修への応募をお待ちしています。
主治医力には、主体性/責任感、身体面に限定されない患者の苦しみを援助する姿勢、チームで協働する能力などが含まれています。そして、主治医力を実践するための技能として、
- ① 患者のプロブレムを把握する能力(問診/身体診察/検査)、
- ② 臨床推論の能力(診断学/アセスメント)、
- ③ キュア(客観的状況を改善)とケア(患者自身による主観的状況の改変の援助)の能力(バイタル維持につながる基本的処置/手技/チーム医療/プレゼンテーションなど/面談/医療安全)、
- ④ 医師としての成長につながる能力(生涯学習法/EBMの理解/後輩の教育手法)
という4項目について、反復して訓練して、体得いただくことを目指しています。
2年間の初期研修を終えた時には、自立して患者の苦しみに対応する診療能力を身につけ、また、後輩となった初期研修医や学生を指導する能力も磨くことができます。当院の研修への応募をお待ちしています。
三宅 啓史 総合内科シニアレジデントOB
GeneralityとSpecialtyの調和のとれた医師を目指す医学生の皆様へ
日本のような超高齢社会では、多疾患併存状態の患者の診療が求められる場面が多く、generalityとspecialtyの調和のとれた医師が理想です。
当院の初期研修プログラムの特徴は10ヶ月間の総合病棟(内科)研修であり、特定の分野のspecialtyを磨く前にgeneralityを学ぶのに適したプログラムとなっています。
私は、膠原病という専門分野をもちながら、総合内科医として総合内科に所属し、総合内科患者の診療に携わっています。総合内科では、内科一般の診療をするだけでなく、各専門内科と協働して診療する機会も多く、毎日が新しい学びの連続です。総合内科で得たgeneralityの学びは、膠原病というspecialtyを発揮するうえでも役立っていることを日々実感しています。
generalityとspecialtyの調和のとれた医師を目指す医学生の皆様にとって、当院の初期研修・後期研修は有意義なものになると思います。ともに学んでいきましょう。
私は、膠原病という専門分野をもちながら、総合内科医として総合内科に所属し、総合内科患者の診療に携わっています。総合内科では、内科一般の診療をするだけでなく、各専門内科と協働して診療する機会も多く、毎日が新しい学びの連続です。総合内科で得たgeneralityの学びは、膠原病というspecialtyを発揮するうえでも役立っていることを日々実感しています。
generalityとspecialtyの調和のとれた医師を目指す医学生の皆様にとって、当院の初期研修・後期研修は有意義なものになると思います。ともに学んでいきましょう。
長野 広之 総合内科シニアレジデントOB
患者さんに親身になって診療に当たる姿勢を
皆さんが初期研修で重視していることは何でしょうか?症例数や経験できる手技、専門的な知識などが気になると思います。我々は初期研修で身につけてほしいこととして、「患者さんへ寄り添う姿勢」と「アセスメント&プランを建てる能力」を重視しています。
天理での研修では「Doingよりbeing」、「ベッドサイドにある椅子は座って患者さんの話を聞くためにある」など患者さんに親身になって診療に当たる姿勢が求められます。また朝カンなどでのプレゼンテーションを通じて、問診や診察で得た情報をプロブレム化しアセスメント&プランを建てる能力を鍛えることができます。知識や手技は後期研修からでも十分鍛えられます。是非、初期研修では上記の医師としての根幹を成す姿勢や能力を天理で養ってもらえたらと思います。
天理での研修では「Doingよりbeing」、「ベッドサイドにある椅子は座って患者さんの話を聞くためにある」など患者さんに親身になって診療に当たる姿勢が求められます。また朝カンなどでのプレゼンテーションを通じて、問診や診察で得た情報をプロブレム化しアセスメント&プランを建てる能力を鍛えることができます。知識や手技は後期研修からでも十分鍛えられます。是非、初期研修では上記の医師としての根幹を成す姿勢や能力を天理で養ってもらえたらと思います。