砂田 拓郎先生

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OB・OGメッセージ

砂田 拓郎先生 ジュニアレジデント修了(2009年4月~2011年3月)

後期研修先 天理よろづ相談所病院 泌尿器科シニアレジデント
現在の専門 泌尿器科
現在の所属  京都大学泌尿器科 (泌尿器科大学院生、2023年4月より特定病院助教)

Q1

初期研修で当院を志望した理由は

泌尿器科を将来的に専攻しようと考えており、初期研修では内科を中心に他の科目を徹底的にトレーニングしたいと考えた。

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当初は他の病院で初期研修をするつもりでいたが、最後に天理よろづ相談所病院の総合内科を2週間病院実習する機会を得た。そこで感じたこととして、多くの病院で採用されている、各科をこまめにローテイトするプログラムも様々な経験が積めるが、(2009年当時の天理は選択期間がなく)1年以上総合内科でトレーニングできるプログラムは内科を将来学ぶ機会が減ってしまう私にとっては、極めて魅力的であったから。

Q2

当院の初期研修は?

期待通り、朝から晩まで内科に徹底的に文字通り”浸かる”毎日であった。様々なプロブレムを総合的にあぶり出すことを繰り返したおかげで、現代に至るまで、問題点の把握や、プレゼン能力が飛躍的に向上した。また、各科の部長が毎週総合病棟に回診に来ていただく時間は教科書にはない生きた知識を得ることができる時間で、宝物のような時間であった。先代の今中孝信部長の、”1日2回回診をする”、”ベッドサイドの椅子は君たちが座って話を聞くためにある”といった天理イズムは駆け出しの時期に道標となり、自分の考え方のOSをアップデートすることができた。生まれ変わっても天理で研修すると思う(これはお世辞ではなく)。もちろん、外科や産婦人科、地域医療や精神科も1-2ヶ月と短期間ではあるが、極めて熱意のある先生方のお陰で大変勉強になる研修であった。外科では学会発表の機会をいただき、アカデミックな活動の第一歩をふませていただいたことは今につながっている。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理での研修は、全人的な医療を学ぶことができ、他の病院にはあまりない古き良き伝統が病院に根付いていることから、研修医を育てる土壌がしっかりしていたと今になって思います。これは他の病院にはあまりないことで、ともすれば他科志望であれば教育の手もゆるくなってしまうのが人情であると思いますが、天理の指導医の先生方は、どんな研修医であっても教育の手をゆるめず、むしろ厳しく育てていただきました。これは自分が指導医になったからわかるのですが、教育には手間と情熱が必要なので、社会に出てから熱意を持った教育を受けられる場面は大変貴重だと思います。医師の最初の数年は、あえてそのような場に身をおくことで、自らをしっかり鍛えあげることも重要ではないかと思います。やる気の有る方も、ない方も、どこに行っても恥ずかしくない、”しっかりした”医師に育ててくれる研修が天理にはあると思います。個人的には、私のような内科志望ではない先生には特におすすめではないかと思います。少しでも興味があれば、その門はあなたに広がっていますのでぜひ一度訪ねてください!

当初は他の病院で初期研修をするつもりでいたが、最後に天理よろづ相談所病院の総合内科を2週間病院実習する機会を得た。そこで感じたこととして、多くの病院で採用されている、各科をこまめにローテイトするプログラムも様々な経験が積めるが、(2009年当時の天理は選択期間がなく)1年以上総合内科でトレーニングできるプログラムは内科を将来学ぶ機会が減ってしまう私にとっては、極めて魅力的であったから。

Q2

当院の初期研修は?

期待通り、朝から晩まで内科に徹底的に文字通り”浸かる”毎日であった。様々なプロブレムを総合的にあぶり出すことを繰り返したおかげで、現代に至るまで、問題点の把握や、プレゼン能力が飛躍的に向上した。また、各科の部長が毎週総合病棟に回診に来ていただく時間は教科書にはない生きた知識を得ることができる時間で、宝物のような時間であった。先代の今中孝信部長の、”1日2回回診をする”、”ベッドサイドの椅子は君たちが座って話を聞くためにある”といった天理イズムは駆け出しの時期に道標となり、自分の考え方のOSをアップデートすることができた。生まれ変わっても天理で研修すると思う(これはお世辞ではなく)。もちろん、外科や産婦人科、地域医療や精神科も1-2ヶ月と短期間ではあるが、極めて熱意のある先生方のお陰で大変勉強になる研修であった。外科では学会発表の機会をいただき、アカデミックな活動の第一歩をふませていただいたことは今につながっている。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理での研修は、全人的な医療を学ぶことができ、他の病院にはあまりない古き良き伝統が病院に根付いていることから、研修医を育てる土壌がしっかりしていたと今になって思います。これは他の病院にはあまりないことで、ともすれば他科志望であれば教育の手もゆるくなってしまうのが人情であると思いますが、天理の指導医の先生方は、どんな研修医であっても教育の手をゆるめず、むしろ厳しく育てていただきました。これは自分が指導医になったからわかるのですが、教育には手間と情熱が必要なので、社会に出てから熱意を持った教育を受けられる場面は大変貴重だと思います。医師の最初の数年は、あえてそのような場に身をおくことで、自らをしっかり鍛えあげることも重要ではないかと思います。やる気の有る方も、ない方も、どこに行っても恥ずかしくない、”しっかりした”医師に育ててくれる研修が天理にはあると思います。個人的には、私のような内科志望ではない先生には特におすすめではないかと思います。少しでも興味があれば、その門はあなたに広がっていますのでぜひ一度訪ねてください!

三島 就子先生 ジュニアレジデント修了(2009年4月~2011年3月)

後期研修先 天理よろづ相談所病院 内科シニアレジデント(ローテイト)
現在の専門 母性内科、総合内科、リウマチ膠原病科

Q1

初期研修で当院を志望した理由は

学生のころは家庭医や総合内科に進みたかったので、臓器別の研修にならない病院を考えていて、総合病棟のなかで内科全般を学べるよろづの研修に惹かれました。

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また、学生の自分にとっては天理よろづ相談所病院は高嶺の花でしたが、2泊3日の学生見学で、総合病棟に勤務されている初期研修医の先生方が主治医として積極的に患者さんの診療に携わり、生物学的側面のみならず多角的側面からアプローチして診療に取り組んでいらっしゃることに感銘を受け、志願しました。

Q2

当院の初期臨床研修はどうでしたか?また、今にどう生きていますか?

総合病棟での10ヶ月の研修が私自身医師としての礎を築き、大きく成長させてくれたと思います。朝夕2回の回診とそのうち1回は患者さんのベッドサイドでゆっくり話を聞き、人生に耳を傾けるという主治医としての関わり方は今でも大切にしています。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

私は学生時代を福岡市内で過ごしたので、地理的にはちょっと受け入れがたい部分はありました(ごめんなさい!)。しかし、地理的ハンデはあっても、これから医師として歩むための確固たる素地を築くには最高の研修先だと今でも思います。主治医力を磨くには、1年でも1日でも早いほうがベストです!ぜひ天理よろづを研修先の候補に考えてみてください。

また、学生の自分にとっては天理よろづ相談所病院は高嶺の花でしたが、2泊3日の学生見学で、総合病棟に勤務されている初期研修医の先生方が主治医として積極的に患者さんの診療に携わり、生物学的側面のみならず多角的側面からアプローチして診療に取り組んでいらっしゃることに感銘を受け、志願しました。

Q2

当院の初期臨床研修はどうでしたか?また、今にどう生きていますか?

総合病棟での10ヶ月の研修が私自身医師としての礎を築き、大きく成長させてくれたと思います。朝夕2回の回診とそのうち1回は患者さんのベッドサイドでゆっくり話を聞き、人生に耳を傾けるという主治医としての関わり方は今でも大切にしています。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

私は学生時代を福岡市内で過ごしたので、地理的にはちょっと受け入れがたい部分はありました(ごめんなさい!)。しかし、地理的ハンデはあっても、これから医師として歩むための確固たる素地を築くには最高の研修先だと今でも思います。主治医力を磨くには、1年でも1日でも早いほうがベストです!ぜひ天理よろづを研修先の候補に考えてみてください。

長野 広之 先生 ジュニアレジデント修了(2011年4月~2013年3月))

後期研修先 天理よろづ相談所病院 内科シニアレジデント(ローテイト) 
現在の専門 病院総合診療
現在の所属 京都大学大学院医学研究科 医療経済学分野 博士課程

Q1

初期臨床研修で当院を志望した理由は?

学生の時に参加した勉強会(関西若手医師フェデレーション)で知り合った先生に憧れて志望しました。問診やプレゼンテーションを鍛えられる朝カンファや総合内科スタッフより一貫した教育を受けられる総合病棟研修、屋根瓦式の教育体制も魅力的でした。

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Q2

当院の初期臨床研修はどうでしたか?また、今にどう生きていますか?

初期研修で最も大変だった朝カンファの経験が今も生きています。人前で話すことに緊張しなくなり、プレゼンテーションも上達したのではないかと思います。またカンファでのプレゼンを通して、問診や診察で得た情報をどのようにプロブレム化し、アセスメント&プランを立てるかといった能力を鍛えることができました。プレゼンテーション力や正しくアセスメント&プランを建てられる能力は、どの科に進んでも不可欠なもので、初期研修の間に身につけておくべきと思います。また天理研修医教育に伝わる「Doingよりbeing」、「ベッドサイドにある椅子は座って患者さんの話を聞くためにある」など患者さんに親身になって診療に当たる姿勢は今も自分の中心にあります。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理の研修では医師としての基礎である患者に寄り添う姿勢を身に着け、そしてアセスメント&プランを建てる能力やプレゼンテーション力を鍛えることができます。初期研修の2年間は長いようで短いです。すべての能力を鍛えることはできません。知識や手技は後期研修からでも十分鍛えられます。是非、初期研修では上記の医師としての根幹を成す姿勢や能力を天理で養ってもらえたらと思います。

Q2

当院の初期臨床研修はどうでしたか?また、今にどう生きていますか?

初期研修で最も大変だった朝カンファの経験が今も生きています。人前で話すことに緊張しなくなり、プレゼンテーションも上達したのではないかと思います。またカンファでのプレゼンを通して、問診や診察で得た情報をどのようにプロブレム化し、アセスメント&プランを立てるかといった能力を鍛えることができました。プレゼンテーション力や正しくアセスメント&プランを建てられる能力は、どの科に進んでも不可欠なもので、初期研修の間に身につけておくべきと思います。また天理研修医教育に伝わる「Doingよりbeing」、「ベッドサイドにある椅子は座って患者さんの話を聞くためにある」など患者さんに親身になって診療に当たる姿勢は今も自分の中心にあります。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理の研修では医師としての基礎である患者に寄り添う姿勢を身に着け、そしてアセスメント&プランを建てる能力やプレゼンテーション力を鍛えることができます。初期研修の2年間は長いようで短いです。すべての能力を鍛えることはできません。知識や手技は後期研修からでも十分鍛えられます。是非、初期研修では上記の医師としての根幹を成す姿勢や能力を天理で養ってもらえたらと思います。

佐々木(旧姓:中原) 麻帆  先生 ジュニアレジデント修了(2012年4月~2014年3月)

後期研修先 天理よろづ相談所病院 消化器外科シニアレジデント
現在の専門 消化器外科

Q1

初期臨床研修で当院を志望した理由は?

元々、緩和ケアにも興味があり「癌患者さんに寄り添える医師になるためにはどうしたらいいか」を考えていたところ、同出身大学(広島大学)で、天理のチーフレジデントもされておられた岡崎凡子先生をご紹介していただいたことがきっかけで天理を知りました。

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その頃はまだ外科医になるか内科医になるかも迷っていましたが、いずれにしてもまずは患者さん全体を診れる医師になるために、10カ月の総合内科を研修することに意味があると感じ、また外科の症例も多かったので、ここで研修すればいろいろな道を模索できると思い志望しました。

Q2

当院の初期臨床研修はどうでしたか?また、今にどう生きていますか?

初期研修医から主治医として責任を持たせてもらえることが最初は怖かったです。でも、その分皆が一人ひとりの患者さんに真剣に向き合っている姿は、他の病院にはない研修医の姿だと思います。
いわゆるデキレジではなかった私ですが、天理は初期研修医と後期研修医のつながりが強く、あらゆる科の先生がいつもすぐにフィードバックしてくださるおかげで、困難な症例も乗り越えることができました。総合内科研修中は、研修医と各科の部長先生で行われる各科カンファレンスもあり、周りの先生方のサポートも十分にありました。
都会の病院とは違ってほとんどの研修医が独身寮に住み、同期や先輩、後輩がいつも近くにいてくれて、仕事以外でもいつでも相談にのってくださいました。確かに忙しかったですが、今2人の育児をしながら外科医を続けていけているのは、ここでのあらゆる経験が貯金になっているからだと感じています。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理で教わった患者さんとの向き合い方の一つに「DoingよりBeing」という言葉があります。この「Being」が、経験の乏しい自分にとってはとても難しくもありました。でも、ここで素敵な先生にたくさん出会い、一つひとつの身体所見から患者さんのベッドサイドまで広く目を配りながら患者さんと向き合う姿勢を学ぶことで、少しずつできるようになりました。この一番大切な医師としてのベースはここでしか得られないものだと思いますし、ぜひ経験してほしいなと思います。

その頃はまだ外科医になるか内科医になるかも迷っていましたが、いずれにしてもまずは患者さん全体を診れる医師になるために、10カ月の総合内科を研修することに意味があると感じ、また外科の症例も多かったので、ここで研修すればいろいろな道を模索できると思い志望しました。

Q2

当院の初期臨床研修はどうでしたか?また、今にどう生きていますか?

初期研修医から主治医として責任を持たせてもらえることが最初は怖かったです。でも、その分皆が一人ひとりの患者さんに真剣に向き合っている姿は、他の病院にはない研修医の姿だと思います。
いわゆるデキレジではなかった私ですが、天理は初期研修医と後期研修医のつながりが強く、あらゆる科の先生がいつもすぐにフィードバックしてくださるおかげで、困難な症例も乗り越えることができました。総合内科研修中は、研修医と各科の部長先生で行われる各科カンファレンスもあり、周りの先生方のサポートも十分にありました。
都会の病院とは違ってほとんどの研修医が独身寮に住み、同期や先輩、後輩がいつも近くにいてくれて、仕事以外でもいつでも相談にのってくださいました。確かに忙しかったですが、今2人の育児をしながら外科医を続けていけているのは、ここでのあらゆる経験が貯金になっているからだと感じています。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理で教わった患者さんとの向き合い方の一つに「DoingよりBeing」という言葉があります。この「Being」が、経験の乏しい自分にとってはとても難しくもありました。でも、ここで素敵な先生にたくさん出会い、一つひとつの身体所見から患者さんのベッドサイドまで広く目を配りながら患者さんと向き合う姿勢を学ぶことで、少しずつできるようになりました。この一番大切な医師としてのベースはここでしか得られないものだと思いますし、ぜひ経験してほしいなと思います。

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