砂田 拓郎先生

後期研修先 天理よろづ相談所病院 泌尿器科シニアレジデント
現在の専門 泌尿器科
現在の所属  京都大学泌尿器科 (泌尿器科大学院生、2023年4月より特定病院助教)

Q1

初期研修で当院を志望した理由は

泌尿器科を将来的に専攻しようと考えており、初期研修では内科を中心に他の科目を徹底的にトレーニングしたいと考えた。

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当初は他の病院で初期研修をするつもりでいたが、最後に天理よろづ相談所病院の総合内科を2週間病院実習する機会を得た。そこで感じたこととして、多くの病院で採用されている、各科をこまめにローテイトするプログラムも様々な経験が積めるが、(2009年当時の天理は選択期間がなく)1年以上総合内科でトレーニングできるプログラムは内科を将来学ぶ機会が減ってしまう私にとっては、極めて魅力的であったから。

Q2

当院の初期研修は?

期待通り、朝から晩まで内科に徹底的に文字通り”浸かる”毎日であった。様々なプロブレムを総合的にあぶり出すことを繰り返したおかげで、現代に至るまで、問題点の把握や、プレゼン能力が飛躍的に向上した。また、各科の部長が毎週総合病棟に回診に来ていただく時間は教科書にはない生きた知識を得ることができる時間で、宝物のような時間であった。先代の今中孝信部長の、”1日2回回診をする”、”ベッドサイドの椅子は君たちが座って話を聞くためにある”といった天理イズムは駆け出しの時期に道標となり、自分の考え方のOSをアップデートすることができた。生まれ変わっても天理で研修すると思う(これはお世辞ではなく)。もちろん、外科や産婦人科、地域医療や精神科も1-2ヶ月と短期間ではあるが、極めて熱意のある先生方のお陰で大変勉強になる研修であった。外科では学会発表の機会をいただき、アカデミックな活動の第一歩をふませていただいたことは今につながっている。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理での研修は、全人的な医療を学ぶことができ、他の病院にはあまりない古き良き伝統が病院に根付いていることから、研修医を育てる土壌がしっかりしていたと今になって思います。これは他の病院にはあまりないことで、ともすれば他科志望であれば教育の手もゆるくなってしまうのが人情であると思いますが、天理の指導医の先生方は、どんな研修医であっても教育の手をゆるめず、むしろ厳しく育てていただきました。これは自分が指導医になったからわかるのですが、教育には手間と情熱が必要なので、社会に出てから熱意を持った教育を受けられる場面は大変貴重だと思います。医師の最初の数年は、あえてそのような場に身をおくことで、自らをしっかり鍛えあげることも重要ではないかと思います。やる気の有る方も、ない方も、どこに行っても恥ずかしくない、”しっかりした”医師に育ててくれる研修が天理にはあると思います。個人的には、私のような内科志望ではない先生には特におすすめではないかと思います。少しでも興味があれば、その門はあなたに広がっていますのでぜひ一度訪ねてください!

当初は他の病院で初期研修をするつもりでいたが、最後に天理よろづ相談所病院の総合内科を2週間病院実習する機会を得た。そこで感じたこととして、多くの病院で採用されている、各科をこまめにローテイトするプログラムも様々な経験が積めるが、(2009年当時の天理は選択期間がなく)1年以上総合内科でトレーニングできるプログラムは内科を将来学ぶ機会が減ってしまう私にとっては、極めて魅力的であったから。

Q2

当院の初期研修は?

期待通り、朝から晩まで内科に徹底的に文字通り”浸かる”毎日であった。様々なプロブレムを総合的にあぶり出すことを繰り返したおかげで、現代に至るまで、問題点の把握や、プレゼン能力が飛躍的に向上した。また、各科の部長が毎週総合病棟に回診に来ていただく時間は教科書にはない生きた知識を得ることができる時間で、宝物のような時間であった。先代の今中孝信部長の、”1日2回回診をする”、”ベッドサイドの椅子は君たちが座って話を聞くためにある”といった天理イズムは駆け出しの時期に道標となり、自分の考え方のOSをアップデートすることができた。生まれ変わっても天理で研修すると思う(これはお世辞ではなく)。もちろん、外科や産婦人科、地域医療や精神科も1-2ヶ月と短期間ではあるが、極めて熱意のある先生方のお陰で大変勉強になる研修であった。外科では学会発表の機会をいただき、アカデミックな活動の第一歩をふませていただいたことは今につながっている。

Q3

天理での研修を希望する学生へのメッセージをお願いします。

天理での研修は、全人的な医療を学ぶことができ、他の病院にはあまりない古き良き伝統が病院に根付いていることから、研修医を育てる土壌がしっかりしていたと今になって思います。これは他の病院にはあまりないことで、ともすれば他科志望であれば教育の手もゆるくなってしまうのが人情であると思いますが、天理の指導医の先生方は、どんな研修医であっても教育の手をゆるめず、むしろ厳しく育てていただきました。これは自分が指導医になったからわかるのですが、教育には手間と情熱が必要なので、社会に出てから熱意を持った教育を受けられる場面は大変貴重だと思います。医師の最初の数年は、あえてそのような場に身をおくことで、自らをしっかり鍛えあげることも重要ではないかと思います。やる気の有る方も、ない方も、どこに行っても恥ずかしくない、”しっかりした”医師に育ててくれる研修が天理にはあると思います。個人的には、私のような内科志望ではない先生には特におすすめではないかと思います。少しでも興味があれば、その門はあなたに広がっていますのでぜひ一度訪ねてください!

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天理よろづ相談所病院・レジデント募集 - 砂田 拓郎先生

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砂田 拓郎先生

2023年02月15日 

後期研修先 天理よろづ相談所病院 泌尿器科シニアレジデント
現在の専門 泌尿器科
現在の所属  京都大学泌尿器科 (泌尿器科大学院生、2023年4月より特定病院助教)

Q1

初期研修で当院を志望した理由は

泌尿器科を将来的に専攻しようと考えており、初期研修では内科を中心に他の科目を徹底的にトレーニングしたいと考えた。

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